Take A Little Walk With Me

年間ベストアルバム等。

2021年ベストアルバム

 

お、こんなところに年間ベスト記事があるぞ。よし入ってみよう。ウィーン。

 

ちゃっす。echoです。

 

今年は年間ベスト記事書くか迷ったんですけど、やっぱりせっかくなので記録の意味も込めて書こうと思います。例によって順位はつけません。

新譜をたくさん聴いた年だったというより、印象に残ったアルバムが多かった年なので30枚選びましたYO。

他の方みたいに真面目ではないので、肩の力を抜いて見ていただけたらうれCです。

 

 

 

 

ほな、いくでェ!!!!!!!!

 

 

 

 

Faye Webster - I Know I’m Funny haha

 

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2017作『Faye Webster』も好きだし、めちゃ大好きで何度も聴き返している2019作『Atlanta Millionaires Club』と、個人的にツボを突かれまくっているFaye Webster。先行シングル「In A Good Way」「Better Distractions」でもこの絶妙なANBAI.....と唸っていたが、アルバムが発表されたときに(feat.mei ehara)の字を6度見くらいした。当ブログの2020の年間ベストでもmei ehara『Ampersands』を選ばせてもらったけど、大好きなアーティスト同士が海を超えてコラボするのは非常に嬉しいサプライズだった。日本語と英語でもいい感じにノリが合っていて、嬉しくなっちゃった。嬉しくなっちゃった。(2回言いましたよ。)

歌唱はより繊細になったように感じるが、ほっこりする楽曲群は相変わらず素晴らしい。前作の印象的なペダルスティールの音が減ってしまったのは残念だけど、良いアルバムでした。

 

 

 

大内聡 - 氣球の歌


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詳細はわからないけど、どうやらBurghという東京のポストパンクバンドのギターヴォーカルの人のソロアルバムらしい。カセットMTRを使ったアコギと歌のSSW作品だが、優しく呟くような歌とソフトに爪弾かれるアコギのアルペジオが、なんだか心にすごく接近して、ゆっくり震わせてくる。リラックスしては聴けないが、身体には溶け込んで入ってくる感覚があるんだな。

圧倒的な才能です。Klan Aileen/Jolt! Recordingsの澁谷亮がマスタリング。フィジカルはカセット、デジタルはバンドキャンプでのリリース。

 

 

 

 

Bruno Pernadas - Private Reasons


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大好きなBruno Pernadas、待望の新譜も素晴らしかった。この人はまずLes Baxterをフェイバリットに上げる時点でもう最高なんですけど。

様々なジャンルの垣根を容易く超えてくるのだけど、緻密に構築しているというより(いや、しているんだろうけど)、「オレの好きなやつ、詰め込みましたァ!」ていう無邪気さも隠さないのが、このポップさにつながっているのかな、なんて考えたり。もちろん、そのポップさを構築するスケール感には奥行きがあって、噛めば噛むほど味がする、懐かしいようで新しい。(それはもちろん研究したりしてるんだろうけど。)そういう人のアルバムってなんかこう、聴くだけで嬉しくなりますな。シンセの音が100点満点。ありがとう。

 

 

 

Dry Cleaning - New Long Leg


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Charlie Martin - Imaginary People


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Roei Hermon - Lev Shemesh


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Evan Wright - Sound From Out The Window


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Porches - All Day Gentle Hold !


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Mallu Magalhães - Esperança


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Ross From Friends - Tread


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Marc Ribot's Ceramic Dog - Hope


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Emma Houton - The Bath 


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冬にわかれて - タンデム


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Fabiano Do Nascimento - Ykytu


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Matt Sweeney & Bonnie Prince Billy - Superwolves


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Grapevine - 新しい果実


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Aimee Mann - Queens of the Summer Hotel


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Little Simz - Sometimes I Might Be Introvert


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King Krule - You Heat Me Up, You Cool Me Down


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折坂悠太 - 心理


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Green-House - Music For Living Space


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Clairo - Sling


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Marissa Nadler - The Path of The Clouds

 
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Hovvdy - True Love


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The Wheather Station - Ignorance


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McKinley Dixon - For My Mama And Anyone Who Look Like Her


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Cassandra Jenkins - An Overview on Penomenal Nature


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Pino Palladino & Blake Mills - Notes With Attachments


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Michael Hurley - The Time of the Foxgloves


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Nils Frahm - Old Friends New Friends


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以上です。

 

なんやこいつ全然コメント書いてないやんけ!!

 

いや、すみませんでした。12月中旬までにインターネット断つつもりなんですが、それまでに書くのが間に合わなかったです(泣)

 

また来年も…もしできればやりたいけどナァーッ。

 

 

え〜皆さんそれでは…良いお年を。

echoでした。(←古畑任三郎の「古畑でした」を意識している。)

2020年ベストアルバム20枚



えー、ヴゥン! …

スゥーッ…echoです。

2020年も、もういくつ寝るとなんとやらですね。今年は自作曲をまとめたEPを出したりしましたが(まだ眠いe.p. | 高橋 青(Takahashi Sei))、あっという間でしたね。そしてなんか色々ありましたね。

今年は年間ベストやるつもりはあまりなかったんですが、せっかくだし(記録にもなるかわからないけど)ブログ記事にしておこうと思います。

今回は20枚選出しました。内11枚はコメントあり。順不同です。

 

 

 

ほな、いくでェ!!

 

 

 

・Westerman『Your Hero Is Not Dead』


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シングルから注目していたWestermanの新譜は、"一歩間違えたら違和感"をなめらかに気持ちよさに昇華していて素晴らしかった。

音はチープすぎずハイファイすぎず、その中でひねくれたこだわりがチラ見えするのが良い。

""その音がぴったりハマる場所""を完璧に掌握されている感じが、聴くたびにゾクゾクする。

決してやりすぎないツボを抑えたコーラスワークも◎

 

 

 

 

Mac Miller『Circles』


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2018年に急逝したMac Millerが、生前作っていたアルバムが今年リリースされた。

シンプルな楽器の音中心のトラックの上に乗せられた彼のウォームでフレンドリーな声。そのふわりと空でも飛んでいるかのようにチルアウトしたサウンドと対象的な詞の内容からは、彼の苦しみ、痛みが伝わってきて胸が締め付けられる。

人は誰でも、人に偉そうに生きてくれだの死んでくれだの言える立場ではない。ただやっぱりいなくなって、もう会えない、声が聴けないことは悲しいことだ。これは、他人事や綺麗事ではまったくなく。

どうか安らかに。

 

 

 

mei ehara『Ampersands』


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カクバリズムからまた非常に素晴らしいアルバムがリリースされた。

前作から一気にレゲエ、ダブ的な要素に振り切ってきた今作は、良い意味で土臭さがなく、軽快で爽やか。きっとアレンジの素晴らしさ(シンプルで無駄がなく、時折入るフィルがどの楽器もツボを抑えていて非常にニクい。)と彼女の清廉さを感じさせるボーカルがそうさせているのだろう。

日課として散歩をしているのだが、ふと何を聴こうと思っていると(日が出ているうちは)ついこのアルバム再生してしまう。

これからも大切に聴いていきたいアルバムと出会えたと思う。

 

 

 

 

・Trace Mountains『Lost in the Country』


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シンガーソングライター Dave Benton率いるバンド、Trace Mountains。

なんというか、どの楽器も声もいい意味で"細い"感覚がある。その細い音たちが繊細に織り込まれて成るサウンドは絶妙だった。

チープにならずにこのバランスが成立しているのはすごいな、と思う。

 

 

 

 

サニーデイ・サービス『いいね!』 


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コロナですごく不安な夜が続いていた頃にふっとリリースされてすごく勇気づけられた記憶がある。

重心が少しだけ高めなサウンドは、切なく駆け抜けていく曲達にぴったりだ。

日本にはこんなに素晴らしいバンドがいる。そしてこうして2020年に素晴らしいアルバムを作って出している。こんなにスカッと打ちのめされたのは久々だった。

 

 

 

 

Phobe Bridgers『Punisher』


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みんな大好きPhobe Brigers、新譜も抜群に良かった。

バーブの深くかけた感じの女性インディーSSW的な人達、結構正直食傷気味なところがあったのだけれど、今回は曲がとても良く、ぐっときた。

中でもM8『Savior Complex』の美しさたるや。なんてきれいな曲なんだろうと聴くたびにため息が漏れる。

ジャケットのような満天の星空の下で聴きたいネ…。

 

 

 

 

Hiss Golden Messenger『School Daze: A fundraiser for Durham Public Schools students』


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米フォーク・ロックバンド、Hiss Golden Messenger。今回のアルバムは、ノースカロライナ州ダーラム公立学校財団へのチャリティとしてリリースされたアルバム(らしい)。

なんといってもこのバンド、バンドアレンジが本当に素晴らしく、僕はこのようにライブアルバムとしてリリースされるのを待っていた部分がある。

カントリー、アメリカーナな曲は少し苦手、というインディーロックファンにもぜひこのバンドは勧めたい。

 

 

 

 

・Girl Band『Live at Vicar Street』


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ノイズロック・ポストパンクバンドGirl Bandのライブアルバム。正直ここまで「上手い」バンドだと思っていなかったので最初聞いたとき派その「上手さ」に衝撃だった。

リズム、ダイナミクスがはっきりと浮き出たことにより対象的になった有機的なノイズのコントロールの巧みさには一本取られました。超かっこよくて、晩ごはん中断しました。(そもそも晩ごはん中に聴く音楽ではない。)

 

 

 

 

Woody and Jeremy『Strange Satisfaction』


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Vulfpeckでの活動も有名なWoody GossとJeremy Dalyによる1st。

とびきりポップで少しだけ切なくて…そんな曲たちのおかけで、元気になれるアルバムだった。

レコーディングにはTheo Katzman、Joe Dartがクレジットされており、ミニマルでファンキーな間を生かしたプレイはさすが。

 

 

 

 

Dirty Projecters『5EPs』


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今年はDirty ProjectersのEPが出るたびにう〜むと唸っていた。そんな連続リリースされた5つのEPを一つにまとめたのが今作。

なんといっても録音の良さ。本当に笑っちゃうくらいいい音です。

これだけそれぞれの音を良く取ってしまうと、ミックスやアレンジで困ってしまうものだがその点も抜群に素晴らしく、M3『Seach For Life』のストリングスアレンジなんかは大好き。

自分にとってDirty Projectersのキャリアの中でも間違いなくトップに入る作品だと言える。

 

 

 

 

Suso Saiz, Suzanne Kraft『Between No Things』


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今年のMusic from Memory(素晴らしいレーベルなので要チェックですぞ!)枠。

音自体は結構凶暴で、それをリバーブで包むと不思議な浮遊感が生まれがちなもんですが、あんまりふわふわ包まれる感覚にならないのがこのアルバムの面白いところかなぁと。わりと地に足ついた状態で静かに興奮したアルバムでした。

アルバム全体としての密度感も絶妙。グワングワンとリバーブかかった音の密度がが押しては引いて、まるでこれはアンビエントの波状攻撃や〜!(彦摩呂

 

 

 

 

井出健介と母船『Contact From Exne Kedy And The Poltergeists(エクスネ・ケディと騒がしい幽霊からのコンタクト)』

 

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Fiona Apple『Fetch The Bolt Cutters』


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吉田一郎不可触世界『えぴせし』


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Matt Berninger『Serpentine Prison』


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・Eddie Chacon『Pleasure, Joy and Happiness』


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・Osees(Thee Oh Sees)『Protean Threat』


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Melody English『Melody』


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・Joshua Burnside『Into the Depth of Hell』


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AC/DC『POWER UP』


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いかがでしたでしょうか。

今回は新譜かつアルバムという条件で絞りましたが、シングルや旧譜でもたくさん素晴らしい音楽に出会えました。

来年も良い音楽とたくさん巡り会えますように!!

 

 

 

藤島晃一さん

藤島晃一さんという方をご存知だろうか。

ブルースマンであり画家。四国の山奥に住んでいて、海外も頻繁に行っている。

この人のアルバムが、Spotifyで解禁されていたので、このタイミングで少しだけ紹介させてほしい。


彼の音源はもともと全国流通しておらず、ホームページからメッセージを送ることで買えるいわゆる自主制作盤しかなかったが、今はベスト盤"ベスト・通り過ぎれば風の詩"と"立ち止まれば"というアルバムがP-VINEからリリースされている。

ピーター・バラカン氏の書籍やラジオで紹介され、イギリスBBC放送でも取り上げられた。


彼の音楽はブルースの中でもいわゆるミシシッピデルタブルースと呼ばれる、主にアコースティックギターと歌のみで演奏される最初期のブルースのスタイルに近い。

リゾネーターギターと呼ばれる金属製のギターで、特に彼はスライドバーを駆使したプレイが多いようだ。


彼の歌を最初に聴いたときに度肝を抜かれた。僕はブルースが好きでもちろん音楽スタイル的には馴染んでいたものだったが、"くぐもっているが金属的"なスライドの音、内側から湧き出た呪いにも祈りにも取れるような声、そして日本語のリズムを殺さずに、かつまるで目の前に恐ろしいほどリアルな光景が見えてくる詩。


ドキュメンタリーの映像で、James Son Thomasというブルースマンの前で「You Gotta Move」を演奏したところ、「お前の曲じゃないだろう。日本人なのになんで日本語で歌わないんだ。」という言葉をかけられたというエピソードがあった。

何度もミシシッピに足を運び、貧困を目の当たりにして打ち砕かれ…そうした「旅」の経験が、今の彼の表現のスタイルを形作ったのだと思う。

だから彼のブルースは一つも見栄をはらない。

間違いなく自分の目に映ったものを歌っているのだ。

そして僕は、何度も心が震えた瞬間を思い出しながら、今自分が見ている景色を、今日もきちんと目に焼き付けるのだ。

 

 

 

ドキュメンタリー『通り過ぎれば風の詩』

https://youtu.be/Tw9mbX2S6oQ


『立ち止まれば』

https://open.spotify.com/album/4pWnZ0V0Vwij1JGeUJ8c73?si=0nSSkPfJSky-xzKlV2IuqQ

 

2019年ベストアルバム30枚

びよ~ん。こんにちは。

2019年ももう残りわずかですね。

 

毎年この時期になると、各メディアやTwitterの年間ベストアルバムが発表されて、チェックするのが楽しいですよネ。

僕はいつも9枚に絞ってTwitterに載せているのですが、今年このブログを開設したということもあり、いつもより多めに選出し、少しコメントも書いてみようと思います。

(一応言っておきますが、この"順位"は"優劣"ではありませんヨ。個人的好きパワーのランクだと思ってください。)

 

 

ほな、いくでェ!!!!!!!

 

 

30位~16位

 

30.  Raphael SaadiqJimmy Lee

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29.Solange - When I Get Home

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28.Brittany Howard - Jamie

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27.Jordan Rakei - Origin

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26.Tyler, The Creator - IGOR

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 25.Little Wings - People

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24.Loyle Carner - Not Waving, But Drowing

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23.Cris Jacobs - Color Where You Are

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22.Anderson .Paak - Ventura

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 21.Tempalay - 21世紀より愛をこめて

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20.Patrick Watson - Wave

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19.ミツメ - Ghosts

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18.Twin Peaks - Lookout Now

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17.Samiyam - I Got Shit to Do

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16.Bill Callahan - Shepherd in a Sheepskin Vest

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15位~4(ここからコメント付き)

 

15.Bill Laurance - Cables

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Snarky Puppyのキーボーディストによる4th。前作(『Aftersun』2006年)ではアフロビートを取り入れたグルーヴィーなワールドジャズだったが、今作はかなりアンビエント寄りになっている。美しいピアノの旋律がありつつ、巧みに組み合わさる電子音が深いところまで連れて行ってくれる。

 

14.Geppetto & The Whales - Passages

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ベルギーを拠点に活動するオルタナティブ・フォークバンドの3rd。楽器や歌を主張して”聴かせる”というより、そこに流れている空気を伝える方法の一種ですよ、という感じで非常に好感が持てる。プロデュースはBrian Joseph。

 

13.Vetiver - Up On High

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米サンフランシスコのフォークロックバンド、Vetiverの通算7枚目となるアルバム。

控えめなバンドアレンジが好み。

 

12.Ash walker - Aquamarine

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今作で知ったビートメイカー、Ash Walker。アシッドジャズ、ソウル系でかなりかっこいい。内5曲はLavilleが参加してます。

 

11.Angelo De Augustine - Tomb

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このアルバムを聴いた後の余韻は、素敵な夢を見た朝に似ている。そこで見た風景があっという間に消えていくのを必死でつなぎとめたいけれど、最後にはなんとなく”良かった”ということしか覚えていない。繊細で、何回聴いてもあっという間に行ってしまう儚いアルバム。暖かいピアノと切ないヴォーカル、ギターのフィンガーノイズまでもが耳を通って心を撫でていく。そりゃおもわずポエム書きたくなるわ。

 

10.Wilco - Ode to Joy

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弾かないこと、叩かないこと。ミニマムでこそマキシマムに昇華している。あと録音?音響?めちゃめちゃいいですよね(特にドラム)。

 

9.kauai hirótomo - Another Galaxy

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東郷清丸氏のサポート等で活躍されているマルチ奏者kauai hirótomo氏の1st。ファンタジックで、人間に内在する美しい風景を切り取って集めたような、宝石箱みたいなアルバムですね。

 

8.White Denim - In Person

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はい、出ました!!!!!!!という感じの(?)White Denimのライブアルバム。ボーカルはブチ上がるけど演奏はタイトでかなり良い。このバンドはクラシックロック好きにはドンピシャだと思うけど、モノマネじゃない確かなオリジナリティがあって大好きです。来日お願いします。

 

7.Damien Jurado - In the Shape of Storm

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シアトルを拠点に活動しているSSW。とある午後2時間のみで完成させたアルバムらしい。

ダイナミクスのコントロールが上手で、歌とギターのみだけど全く飽きさせない。

 

6.The Tallest Man On Earth - I Love You. It's a Fever Dream.

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今作が彼のキャリアで一番好きな作品になった。十八番の3連っぽい弦楽器と広がりのある歌が生む独特のドライブ感は唯一無二。アナログっぽいダーティな録音もイカす。

 

5.Rachael Dadd - FLUX

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イギリスの女性SSW。バンジョーやギターでカントリーチックでトリッキーなフレーズが飛び出しておおっとなる。曲やジャンルにとらわれず、のびのびと自由に曲作りしている印象を受けた。

 

4.Leif Vollebekk - New Ways

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久しぶりに音楽を聴いて涙が出た作品。ただただ胸をつかまれた。

あんまり言葉にできないけど、しっかりしようと思った。

先行シングルとして出たM4『Transatlantic Flight』は個人的年間ベストソングだ。

 

 

3位~1位

 

3.Kevin Morby - Oh My God

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めちゃめちゃ良い。説明難しいけど、いろんな音が鳴ってて、でもごちゃごちゃしてなくて、どこに耳を傾けても良い。

 

2.Whitney - Forever Turned Around

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めちゃめちゃ良い。前作よりオーガニックな質感が強く、アコースティックっていいよなぁおじさんになってしまう。ストリングスとホーンのアレンジが本っっ当に絶妙。

前作よりも奥行感はあるけど、なんだかそこにあるのは開けた風景でなくでかめの友達の家みたいな・・・(??)

向こうから心を揺さぶってくるわけじゃないのに、自然と動かされて惹きつけられる魅力がある。名盤。

 

1.Bon Iver - I,I

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待ちに待ったBon Iverの新譜は、まさかの前倒しリリースということもあり、「お、おう・・・」状態で聴くことになった。ファルセット主体だったの彼のボーカルが、地声かつリバーブ少な目で、近くで鳴っている事が強く印象に残った。が。全体としてのっぺりしてない?とも思った。

それで、ちまちま聴きながら季節は秋になり、ある日再生したとき、突然ピタッとはまった感覚があった。

これは不思議なんだけど、ダイナミズムやらなってる音の”必要性”が最初聴いたときと全然違うんだよな。そこからめちゃめちゃ聴きました。

フォロワーさんとも話したけど、彼のキモはソングライティングだったよなぁと思いだした。ただアコギ一本で多重録音していた1stと違うのは、彼の周りには多くのメンバー、コラボレーターがいるということ。ゴスペルに踏みこんだことも、彼がしたいことが伝わってくるよね。

めちゃめちゃ曲良いです。来日のチケ取れてるので、いまから楽しみです。

 

 

 

 

 

以上になります。

ドキッ!SSWだらけの年間ベスト!って感じですね。

聴いてる割合でいうと旧譜の方が圧倒的に多い僕ですが、今年は良く新譜追ったたほうだと思います。

絶対「これ入れ忘れた~~~!!!」っていうのがあると思いますが、まぁ別にネ。

みなさんの年間ベストも楽しみにしてます。

おわり。

マルちゃん焼きそば(3人前)と母への懺悔

 


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今思えば、我が家の休日のお昼ごはんは焼きそば率が高かった。

僕の家は、朝はご飯かパンで、夜はご飯となんとなくだけど決まっていた。理由はなんか夜中お腹すいちゃうから腹持ちの良いご飯でっていうことらしい。

平日昼は給食だったので、母の作る麺料理は休日昼に食べられるものだった。


そんな中でもたくさん作ってくれたのがマルちゃん焼きそばだった。

野菜たっぷり入った焼きそば。それに青のりを好きなだけかけていいシステム。

紅生姜の素晴らしさに気がつくのにそこまで時間もかからなかった。

ジャンクな味がほしければマヨネーズなんかをかけたりして、カスタマイズして美味しく食べていた。

 

この頃から焼きそばが好きだった。

 

部活から帰ってきて、焼きそばだよって言われて、シャワー浴びて心地よい疲労感と休日の開放感で食卓につく。お父さんがじゃあ午後から風呂屋と本屋行くか?なんていつものお決まりのセリフ言ったりして午後からのお出かけの予定話してたらおじいちゃんがお土産忘れないでな〜みたいな会話をしながらみんなニコニコしながら食べたな。


そんな僕も中学生くらいから自分で料理したり、お菓子を作ったりするのが楽しくなってきた。

いつの間にか、朝遅く起きてきてブランチとして自分で作ったご飯を食べたりしていた。


そのときにもマルちゃん焼きそばをよく食べた。

いつも一袋半。3食入りなので一つをビニールの上から2つに割って作って食べた。

そのときにたどり着いたのは、水をほとんど入れない、きちんと焦げ目がつくまで麺を焼いて、一旦取り出して、めちゃ少なめの野菜と肉を炒めて、麺を戻して粉末ソースを加え完成。粉末ソースが絡んでからチリチリさせながら焼くのも大好き。

この頃から、今の一人暮らしまでずーっとこの作り方。一番美味しいと思う。この細麺と粉末ソースのスパイシーさの虜なのだ。

具は本当に無くていいくらい。天かすとたまごだけのジャンクな風に食すのが特にたまらない。


好きなものばかり食べていた。別に感謝なんてしてなかった。


高校に入ってすぐ。これは今でもずーっと後悔してるんだけど、母に「お弁当いらない、その代わりお昼ごはん代ちょうだい」と言ってしまった。

理由は欲しいCDとレコードが沢山あって、東京にライブを見に行ったりするためにお金を貯めようと思ったから。

母はどれだけ悲しかっただろうな、と思う。

当時は母も忙しそうにしてたから朝も楽になるし、ぼくも人前でご飯が食べられなくなってきていたのもあって(しばらく隠してたけど)どっちも損しないじゃんと思っていた。


全然違った。損とかそういう話じゃなかった。

思いを込めて作ってきてくれる母のお弁当を食べられることなんて、もうしばらくないだろう。


高校中退後一人暮らしした時に母の大変さが分かった。そしてあと何回母のご飯が食べられるのだろうと、弁当の件は後悔した。


今ではお母さんの作るご飯が1番安定していておいしい。特におにぎりときんぴらごぼうが上手だと思う。

ちゃんと美味しいと伝えて、また作ってくださいと頼む。お母さんのご飯が1番美味しいよと口に出す。

罪滅ぼしのつもりか?と自分が囁いてくるが知らん。これは伝えないといけないことだ。

 

この間久々に実家に帰って焼きそばを食べた。

焼きそばは〜と偉そうに講釈を垂れていた僕の前に有無を言わさず出された、ウインナーと大量の野菜が入った、おそらく水を沢山入れて蓋をして蒸したであろう柔らかい麺になったマルちゃん焼きそば。

たっぷりの青のりも久々だった。

一口食べて、あの頃の思い出と一緒になってなんか泣けてきた。

ウインナーは燻製の香りとソースが合わないとか、そんな話じゃないんだ。

ああ、美味しいな。家族は減ってしまって、目に映るものはいつの間にかキラキラしなくなったけど。美化された思い出を味わって勝手に感傷に浸っているだけかもしれないけど、美味しい、幸せな味だった。

 

 

マルちゃん焼きそばへ、これからも変わらず美味しいままでいてください。

母へ、あの時はごめんない。これからも元気でいてください。

オムライス大好きマンことecho(無職)がたどり着いたオムライスの作り方

ちゃっす。

 

 

突然ですがオムライスって美味しいですよね。僕大好きだなぁ。手軽にできるごちそうですよネ。

echo好きな食べ物ランキングで焼きそばと1位を常に争ってますYO。

今日はそんな僕がたどり着いたオムライスの作り方のポイントをまとめました。

これであなたのオムライフ(なんちって)がより素敵なものになったら、嬉しいです。



ではいきます!!!!!!



 

 

まずは下ごしらえ。

ご飯を炊きます。あまり柔らかく炊いてしまうとぐにゃぐにゃして美味しくないので硬めに炊く。冷ごはんや冷凍ご飯でもできるが必ず加熱しておくこと。(一番避けたいのは冷ごはんをそのまま使うパターン。フライパンに入れてほぐす・加熱する過程でどうしても粘りが生まれてしまうのでチキンライスの難易度が跳ね上がる。)

そして具材。割と何でも美味しいけれど、個人的にベストなのは鶏肉(もも)・ピーマン・玉ねぎ・エリンギ。

鶏肉は食感と旨味と油の役割(後述するがこの油が重要である。苦手でなければ皮も刻んで入れたいところ)。玉ねぎは香りと甘み、ピーマンは苦味で味がしまる。きのこは入れる事で食感と旨味ブーストの役割。エリンギが一番みじん切りの過程で扱いやすく食感も良い。しいたけでも可(僕は苦手ですが。)

これらすべてをみじん切りにする。

大きさは好みだが、そんなに細かくなくていいと思う。

あ、あと卵は冷蔵庫から出しておきましょうネ。





フライパンに少なめに油を引き、鶏肉を焼く。

軽く塩コショウをし、さっと行き渡らせたらあまり混ぜすぎずにそのまま置いて、たまに返すくらいで良い。ここでは強めの中火かな。

しっかり焼き目をつけることでみんな大好きメイラード反応による香ばしさと旨味を得ることと、鶏油(チーユ)を引き出すことが目的である。

この鶏油が、旨味・コクがしっかり出るけどサラリとしていて非常に具合が良い。本当にサラサラで、(ラード等は固体だけれど)鶏油は常温で液体です。癖も少なく、動物性の油の中では抜群に使いやすい(と思う)。

このとき、あまり火を通しすぎないとかは考えなくていいです。細かく切った鶏肉に柔らかさは求めておらず、むしろしっかり焼いて食感を得たいから。

まぁやりすぎると時間が経ってからパサパサしてしまうけれど、よっぽどじゃない限り大丈夫。

しっかりと火が通り焼き目がついたら、みじん切りにした玉ねぎ、ピーマン、エリンギを加える。そしたらひとつまみの塩を加えて、そのまま炒め合わせる。油を吸わせるイメージ。



玉ねぎに8割ほど火が入った段階で、ケチャップを加えるのだが…ここで留意しておきたいのは、"塩味はケチャップで決めるわけではない"ということ。

このあとじっくりケチャップを詰めていく工程があるのだが、引き出すのはケチャップの旨味・甘みと色であって、間違っても「"味が足りないから"追いケチャップ」などという事はしない。(酸味を活かすための少しの追いケチャならわからなくもないが。)



ちなみにこれはナポリタンでも応用できる。

焦げないようにじっくりじっくりケチャップを炒めていく。慣れないうちは弱めの中火くらいでやると良い。

根気よく炒めていると、突然モタッとしてくる。これが合図。

酸味がほとんど飛んで、甘みと旨味が凝縮された状態。



…おめでとうございます。これでもうチキンライスは勝ったも同然。



あとはほとんど火にかけなくて良い。火を弱めてご飯を投入し、さっくり切るように混ぜる。炒めるという感覚ではなく、さっと混ぜて色を行き渡らせるような感覚。

ケチャップの煮詰めの工程がうまく行っていれば、ここでご飯がきれいなオレンジ色に染まるはず。ん〜ビュウティホォ。

味をみて、塩コショウで整えたらチキンライス完成。

 

皿かボウルかにあけて待機。

そのまま食べたい気持ちをぐっとこらえて、いよいよ卵で包む工程です。




ちなみに、僕は絶対に卵で包む派です。

そっちの方がビュウティホォだと思うし、何よりオムレツを割るor半熟の卵をフライパンから滑らせて乗せると、チキンライスと接する面が焼けている(半熟じゃない)方なので、スプーンですくったときに卵だけぽろりと滑り落ちてしまう。そんな経験ないですか?奥さん…

しかし包めば、チキンライスと接する面が半熟なので、しっかり半熟が味わえるけど一体となった状態であるから、すくって分離することが少ない。

(まぁオムレツ割るのはパフォーマンスとしておぉ〜となるけどね…)




気を取り直して、卵やります。

盛るときに慌てないようにオムライスを盛るお皿を用意する。

フライパンにサラダ油(バターも良いだけど、バターだけはくどいし温度が上がりきらないので使うときはサラダ油orオリーブオイルと一緒のほうが良さげ)を引いて熱する。

ここでしっかり熱する。IHの場合、フライパンの端というかヘリ?が温まりきらないので、何度か油を縁にぐるっと回して端まで温める。

そしたらボウルに卵を割りいれ、とく。ここでしっかりといたほうが見た目がきれいです。

軽く塩と砂糖を加える。甘いたまごが絶っっ対無理!!って人でなければ砂糖入れたほうが良いと思う。少しでいい。仕上げに酸味があるケチャップをかけることを考えたら、少し甘みがある方がメリハリがつく(気がする)。

 

温まったフライパンに(まだ強火)、卵を入れる。特に砂糖は底にたまりやすいので入れる直前にもう一度しゃかしゃか混ぜたほうがよい。

 

じゅーと音を立てて固まってくるので、ガチャガチャ混ぜる。僕は"固まってきた端を中の方に混ぜる→フライパン揺すりながら8の字でガチャガチャ"を繰り返している。まぁ適当でいいんだけど、全体がしっかり混ざったほうがいいかも。

完全液体がほとんどなくなって、全体が半熟状になったら(フライパンを傾けても流れないくらい)、すかさず極弱火にする。一旦火から外しても良い。そこで卵が破れないようにそーっとさっき作った"素晴らしいチキンライス"を盛る。ラグビーボールの形でざっくりと。

そしたら卵の端っこの焼けた所をヘラではがす。

ご飯を載せたままフライパンの奥側に卵をすべらせる。フライパンの縁までご飯が寄ったら、ご飯の奥側に卵がくっついた状態になる。

後は傾けた状態で手前側の卵をヘラでご飯にかぶせる。

完成をイメージしてここであらかた形を整える。ずーっとフライパンの持ち手を上げて傾けた状態ね。

そしたらお皿を持って、傾けた状態のフライパンと…なんていうか、V字になるようにして、ゆっくりフライパンの傾きを強くして、重力でオムライスが皿に着地する感じ。

形が気に食わなければキッチンペーパーかぶせて手で形を整える。






…じゃじゃじゃーーーーん!!!完成でーーーーす!!!!

あとはケチャップでハートを描くもよし、文字を描くもよし、です!!!、!!!








うーん、卵に関しては文字だと難しいし、ウマミガーとか言ってるけど正直合ってるかわからないんだけど……………














一つ言えるのは…………………



















これがわいのオムライスや!!!!!!!!!!!!!!!!









                                                    完